百社寺巡礼

2010年3月21日 (日)

百社寺巡礼 一歩 「成田山新勝寺」

最近いろいろな土地で講演や研修をさせて頂く機会が多く感謝している。その際私はできうる限りその土地の神社・仏閣を訪ねその土地に暮らす方々の幸せと繁栄をお祈りさせて頂いている。折角なのでその記録を「百社寺巡礼」として残したいと思う。

第一歩目は江戸楽会のメンバーで行った「成田山新勝寺」

ご案内役として重要文化財に指定されている新勝寺の三重塔の修復を手がけられた平山建設社長の平山金吾様にお世話になった。

ご本尊は不動明王様でこれは弘法大師空海様が刻み、一刻みする度にお経を三度唱えられたと言われている。

お不動さまは火災を背にし、右手に剣、左手になわを持っていられるが、火災を背にしているのは何事にも動じない強い決意「不動心」を表し、剣は私たちの迷いの心(煩悩)を断ち切り、左手はのなわは、迷いの心を縛りつけると同時に、苦しみの海に沈んでいる私たちを引き上げるという意味を表している。

成田山と言えば成田屋で有名な市川團十郎が思い浮かぶが初代が成田山近郊の出身で成田不動尊を厚く信仰したことに由来している。

又新勝寺は「二宮尊徳開眼の地」としても有名であり、小田原藩上州桜町宇津家の財政復興のお役目に行き詰った尊徳がこの地で断食修行をし、僧正より「無理やり自分のやり方に従わせようとしても益はない、ただ自分のやり方に賛同し協力してもらえるのを待てば良い」と諭され慈悲の心を持って人と接することの大切さに思い至り、不動心の決意を持つ事が出来たといわれている。

平山様のご配慮で普通入ることのできない仏間にも入れて頂き、文化勲章者の大山忠作画伯の描かれた「日月春秋」の間も見させて頂いた。これが又見事であり一つの襖の裏表で日輪、月輪を描き自然の真理、生きることの真理、陰陽が感じられ改めて日本文化芸術の奥深さに感激した。

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平山さんが修復を手がけた重文三重搭

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二宮尊徳開眼の地

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日輪

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月輪

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